愛希れいかさん『マリー・キュリ―』インタビュー

関西テレビホームページの「カンテレTIMES」で、愛希れいかさんにミュージカル『マリー・キュリー』についてお話を伺ったインタビュー記事が公開となりました。


天才科学者を熱演する愛希れいか「マリー・キュリーの人生が、作品の“挑戦”に重なる」

2023/04/14女性科学者が少なかった時代に、2度ノーベル賞を受賞したマリー・キュリー。「キュリー夫人」としても知られる科学者マリー・キュリーの苦悩や信念を描いた韓国発のミュージカル『マリー・キュリー』の日本初演が、3月に東京で開幕。4月20日(木)~4月23日(日)には梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで上演される。東京公演では評判が評判を呼び、観劇を予定していなかった人もチケットを買い求めるという現象が。関西でも期待に胸を膨らませているミュージカルファンが多いのでは? そこでマリー・キュリーを演じる愛希(まなき)れいかに開幕後の想いや、大阪公演への意気込みをインタビューで聞いた。愛希は「初日から短期間で、これだけチケット(販売)数が伸びたという経験は自分自身あまりなかったのでとても嬉しくて。本当に多くの方に作品を観ていただけたことが幸せです」と顔をほころばせる。3歳からクラシックバレエを習い、宝塚歌劇団に入団後は4年目という若さで月組トップ娘役に就任。6年7カ月という宝塚史上3番目のトップ娘役在任期間を務めあげ、2018年に退団後は『エリザベート』のエリザベート役など、数々の舞台やドラマで活躍している。宝塚在団時から、可憐なだけではないエネルギッシュなダンスや、個性ある女性像でも魅了し、退団後もますます幅を広げている愛希。そんな彼女にとっても、このマリーという女性は一筋縄ではいかなかったようだ。 「天才科学者ですし、取り扱う内容が難しくて調べものをするときから壁にぶつかりました。でも理解できないと台詞は言えないし、稽古中は今までに感じたことのない苦しみがありました」と苦笑い。マリーは恵まれない境遇でも勉学に勤しみ、大学進学のためにパリへ出てきてからは、のちに夫となる研究者のピエール・キュリーと出会い、二人で新しい元素ラジウムを発見する。いまや医療に欠かせない放射線の研究を進めたと聞けば、私たちにとっても身近に感じるのではないだろうか。 「マリーは科学に対する情熱がすごい。猪突猛進で人並みではないエネルギーや頭脳を持っています。行き過ぎた感情を出すシーンが結構多いので、声の負担がかなりあり、開幕後も気が抜けなかったですが、喉のことを考えて力を抜きたくないですし、そこの葛藤はありました」と打ち明け、役の熱量が伝わってくる。 “行き過ぎた感情”について愛希にさらに

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